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A-12 (攻撃機) : ミニ英和和英辞書
A-12 (攻撃機)[えい12]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

攻撃 : [こうげき]
  1. (n,vs) attack 2. strike 3. offensive 4. criticism 5. censure 
: [き, はた]
 (n) loom

A-12 (攻撃機) : ウィキペディア日本語版
A-12 (攻撃機)[えい12]

A-12マクドネル・ダグラス社とジェネラル・ダイナミクス社がアメリカ海軍向けに共同開発していたステルス艦上攻撃機である。愛称はAvenger II(アヴェンジャーII)
A-6 イントルーダーの後継として開発計画が進められていたが、1991年に開発中止となった。アメリカ海軍が計画した最初の、そしてF-35C JSF(ライトニングII)が開発・配備されるまでは唯一のステルス機であり、最後に計画した(2011年現在)純粋な攻撃機である。
== 開発 ==
アメリカ空軍が極秘に開発した世界初のステルス機、F-117 ナイトホークの性能が実用に足るものであるという結果を受け、アメリカ海軍は旧式化したA-6の後継機として、艦上ステルス攻撃機の開発を決定する。この開発計画はATA (AdvancedTacticalAircraft:先進技術攻撃機) と名付けられ、設計競争にはジェネラル・ダイナミクス社とマクドネル・ダグラス社の協同チームと、ノースロップ社・グラマン社・ヴォート社の三社協同チームが計画案をそれぞれ提出した。1987年末、海軍当局はATAの選定結果をジェネラル・ダイナミクス社とマクドネル・ダグラス社の協同案にすると発表、同時に形式を「A-12」とする事を決定した。翌年1月にはジェネラル・ダイナミクス社とマクドネル・ダグラス社の共同開発チームに全規模(フルスケール)開発用機6機の製作が発注され、これを受けて開発作業が開始された。
機体の設計と共に、マクドネル・ダグラス社とジェネラル・ダイナミクス社の両社はニックネームの選考を行い、「アヴェンジャー(Avenger)」を最終的に選考した。元々「Avenger(復讐者、仇討ちの意)」とはグラマン社が第二次世界大戦中に開発した艦上攻撃機であるTBF/TBMのニックネームであったが、2社はこれに拘った。理由は、当時のアメリカ合衆国大統領ジョージ・H・W・ブッシュが第二次世界大戦中にTBM アヴェンジャーに搭乗し、硫黄島の戦いなどに参加した経歴があったためである。グラマン社は自社の歴史的名機の名前を他社の開発した機体に用いられることに難色を示したが、海軍当局の要請もあって最終的には許諾した。 
ATAの要求水準は非常に高いものであったため、機体構造へ用いる複合材料の開発や合成開口レーダーを筆頭とする電子装備の開発が難航し、コストの上昇が決定的であることが開発を担当した2社からアメリカ海軍に通告された。さらに、複合材料の機体設計では艦上機としての要求強度を満たせないことが判明し、軽量性の低い金属材料へと材質が変更された。これにより、機体重量の約30%の増加と更なるコストの増大をもたらす事になり〔ジム・ウィンチェスター(松崎豊一・監訳)『図説 世界の「最悪」航空機大全』原書房 2009年 ISBN 978-4-562-04236-4〕、当初のままの開発期間内に予定されていた予算規模で開発を行うことは両社が危機的状況に陥る可能性が高いとの見解を伝えた。これに対し、アメリカ海軍は極秘とされていたATAのアウトラインを意図的にリークし、計画案に基づき制作されたモデルの写真を発表して広報効果による予算の確保を目指した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「A-12 (攻撃機)」の詳細全文を読む




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